世界宗教の出現 World Religion 2003 6 9

 科学技術の進歩で、世界中のニュースが、
即時に世界各地に伝わるようになりました。
 それは、テレビによって、インターネットによって、
地球の反対側で起きたニュースでも、すぐに伝わります。
 とりわけ、インターネットによって、
情報が、地球の端から端まで、即座に伝わるのです。
情報の即時共有制が実現したのです。
 世界の人達は、インターネットという共通の価値を持つことができたのです。
これは、かつて、なかったことです。
かつては、仕事を終えてから、自宅に帰り、
テレビをつけて、世界にどのようなニュースが発生したかを知りました。
また、翌日になって、新聞を読み、
世界にどのようなニュースが発生したかを知りました。
 今は、いつでも、どこでも、即時に、
全世界のニュースが、
インターネットによって、知ることができるようになったのです。
こういう意味で、世界はひとつになったのです。
 しかしながら、インターネットは、共通の価値というよりも、
共通の道具と言った方がよいでしょう。
 世界に宗教は、多いのですが、
それは、通信手段や交通手段が発達していなかった時代に説かれたものです。
そのため、世界宗教といっても、
地域性や民族性が残っています。
 世界宗教の中核の部分は、世界共通なのですが、
人間は、どうしても、違いの部分に眼が行くものです。
共通の部分は、小さく見て、
違いの部分は、大きく見るのです。
そのため、宗教戦争は多かったのです。
 しかし、世界宗教の中核の部分は、全世界共通なのです。
違うところばかり見ないで、
共通している部分を探すことが重要なのです。
世界宗教の中核の部分を探すことが重要です。
それは、愛、正義、悟りでしょうか。
この共通の部分を、知性によって、融合させていくことが、
これからの時代は必要なのです。
これが、地球規模の世界宗教への道となるのです。
 しかし、ここで間違いやすいのは、
従来の宗教を否定してしまうことです。
従来の宗教を発展させながら、地球規模の世界宗教へ発展していくのです。
宗教の階層構造ができるかもしれません。
地球規模の世界宗教、民族の世界宗教、地域の宗教という形になります。
3階建ての家になります。
 地球規模の世界宗教は、愛、正義、悟りという根本理念を説き、
民族の世界宗教は、民族の理念を説き、民族の問題を解決し、
地域の宗教は、身近な理念を説き、身近な問題を解決する。
 こうすることで、世界政府は必要ではなくなるのです。
もちろん、国際的な話し合いの場である国際機関は必要です。
共通の価値観に基づいて行動する国際機関は必要です。
 しかし、世界共通の価値観を共有することで、
無理に世界政府を作る必要はなくなるのです。
 同じく世界通貨も作る必要はなくなるのです。
貨幣というものは、民族の価値を象徴しているのです。
あるいは、民族の誇りを象徴しているのです。
 愛、正義、悟りという中核の部分は、同じくするけれども、
この根本理念を具体化する部分は、民族に適合した価値観にする必要があるのです。
同一性と多様性を両方実現する必要があるのです。
世界と民族、地球と民族です。
奇跡の時代を生きる。
そういう時代です。



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